********mathematical trip********

いろんな釣りの紹介

私の釣りのレパートリーは、次のようなものです。その時々の都合で可能な釣りを楽しんでいます。それぞれにおもしろさがあり、それぞれに最高の楽しみ方が有るように思います。

さびき

 これは初心者向けの釣りでもあり、また奥深さもありベテランにはそれなりの楽しみかたのある、おもしろく、なによりも釣果を期待できる手軽な釣りといえると思います。初夏の小アジ釣りの時期には、まさに七夕飾りの短冊のように一度にたくさんの魚が釣れてきます。そのころのアジは唐揚げに最適な大きさで、頭ごと食べるのが香ばしくて最高です。

 仕掛けは、市販のさびき仕掛けで充分ですが、自分で作った仕掛けで釣ると更に満足感が得られます。私は枝針を3本(アジ針 金6、7号)程度にして、ハリスを2号にして自作しています。市販のものは糸が細いので、少し大きめのサバやイワシが掛かると、糸が切れてしまうことが多いからです。コノシロとか、ボラとかも掛かるときがあります。餌はアミエビです。

 のべ竿ですぐ近くで釣るのが普通よく釣れるときのパターンで、これが手返しの早さでは一番です。しかし、際(きわ)ではあまり釣れないとき、遊動浮きを付けてリール竿で少し投げると釣れるときがあります。深さのあるポイントでもリール竿を使うほうが棚を広く探れるので有利です。


投げ釣り

 投げ釣りといえば、カレイ、アイナメ、キスなどが主たる狙いですが、私はキス狙いが多いですね。あまり凝ったことはしていません。いい季節に、ちょっと1、2時間ほどの時間つぶしにするのに、最適。あまり汚れない釣りなので服装もとくに心配の必要もないし、アオイソメを300円分ぐらい準備すれば釣行2回はOK!

 たくさん釣った経験はありませんが、あのシロギスの豪快なアタリには魅力があります。それに、思いっきり竿を振って、広大な海に向けて仕掛けを遠くに飛ばすというスポーツ的な面は、ストレス発散にはもってこいです。


紀州釣り

 紀州(和歌山)で始まった釣り方なのか、こんな名前で呼んでいます。ヌカ団子に餌を包み込み、海に投げ込んでチヌ(クロダイ)を釣る方法です。ぶっこみではなく、浮きを付けてアタリを取ります。

 微妙な浮きの変化を見て、合わせるということですが、私などは浮きがはっきりと沈んだり、はっきりとツンツンしたときしかわかりません。

 外道で、ボラが掛かるのですが、私はこの引きが楽しみです。合わせたときもガツンという感じで、重量感がたまりません。グレも釣れます。餌はオキアミ、ボケ、イソメ、アケミガイ、フナムシ、他にトウモロコシという変わり種も使うことがあります。

 初夏から、晩秋まで、休日の早朝の3、4時間ほど、この釣りに出かけるのがお決まりのコースです。


ブラックバス

 このごろ若いフィッシャーマンは、この釣りが多いですね。私ぐらいの年代(昭和30年代生)でも、増えてきたのではないでしょうか。一時は(今でも根強く残っていますが)害魚といわれ憎まれたブラックバス。でも釣って見れば、愛らしいものです。ルアーを使うので、きれいな釣りで、ゲーム性も大きいと思います。

 ちょっと車に道具を積んでおけば、手軽にいつでも暇なとき、ちょい投げで遊べる。釣った魚はたいていリリースしますからクーラーも不要。生の餌を使いませんから、車も臭くならないし、ルアーは何回でも使えるし、経済的でもあります。

 一方本格的にすると、深みがあるのがこの釣りで、私も時々はゴムボートを出しますが、このごろはエンジン付きアルミボートでやってくる人が増えたのでちょっと気後れする状況です。ルアーも各種取りそろえると大変な数の種類があり、収集が趣味にできるほどです。数あるルアーの中から自分のヒットルアーを見つけるのもおもしろいと思います。


 このごろは年に一回ぐらいしか行ってませんが、何年か前には、月一回は船で釣りに行ってました。タイ、ハマチ、アジ、イサキ、サバ、ガシラ、いろいろと行きました。自分で船外機を操縦したくて、免許まで取りました。

 年一回の船釣りとは、寒サバです。冬の釣りです。この時期のサバの脂ののり具合は、何物にも勝ると思います。そしてこれを刺身にするのが、なによりの楽しみなのです。サバの刺身は、釣り人の味と言えるのかもしれません。俗に「サバの活け腐り」とか言いますが、それほどサバは傷みやすい魚です。鮮度の高いサバは滅多に手に入りません。スーパーなどでは塩サバになっているのがほとんどです。それもノルウェー産だったりします。近海もののサバは値段が高いですね。生サバも売ってますが、とても刺身にはできません。

 仕掛けは船頭仕掛け。100号ぐらいの天秤仕掛けで、アミエビの餌振り。手釣りです。底から、3つか、4つか取り、餌カゴを振り、餌を出し、少し待つ。ちょっと誘うのがコツ。アタリは鮮明です。グーッと重くなります。40cm〜50cmです。このときプルプルという感じが伝わるようなら、それはアジ(30cm〜40cm)の可能性が大です。アジもうれしい外道です。脂ののりもよく、これもうまい。

 夏のサバとはひと味もふた味も違う寒サバ釣りに今年も行きたいものです。

鯉・鮒

 これは、川、池の釣りです。気が向いたとき、紀ノ川の適当な場所で竿を出します。ベテランのヘラ師ではありません。道具も全然違いますし、餌ももちろん違うのです。

 わたしはもっぱら、鯉釣りの餌を使います。一本針で底を釣るのが常です。それでも釣れるときはヘラブナが釣れるものなのです。別にヘラでなくとも良いのが私の釣りで、マブナ、ナマズ、大いに結構。鯉はなお結構。浮きが沈み合わせると、手応えがあるだけで、満足なのです。

 冬の時期は紀ノ川では期待薄になります。そこで釣り堀へ行くことになります。海も荒れる日が多く、投げのカレイか、メバルか、ガシラか、という釣りものの無い季節には、釣り堀でストレスを発散するのがいいですね。

 釣り堀に限れば、夏よりも冬のほうが、わたしは好きです。アタリも上品でよろしい。しかも大型が期待できる。それも入れ食いで。

 まあ、なんにしても、釣りはおもしろいですね。

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